◇◇ 農薬ナビ判定サーバの新バージョンの特徴 ◇◇

−5つの新機能、2つの携帯電話iアプリが新登場−

■特徴1:予め選択した作物コードで判定ができる
■特徴2:農薬名で判定ができる
■特徴3:病害虫雑草名で判定ができる
■特徴4:好みの様式・形式で判定結果が表示できる
■特徴5:誤記のない防除指針・防除基準作成ができる
■特徴6:携帯電話用iアプリ新登場
□1.農薬JANコード利用した農薬情報の取得と判定iアプリ(農薬ナビJANコード)
□2.携帯電話単独での簡易判定・履歴記帳版iアプリ(農薬ナビ誤用防止君)

なお、「防除指針・農薬使用計画作成支援システム」もバージョンアップされておりますので、再インストールください。旧バージョンと併用されたい方は、違うフォルダにインストールください。


■特徴1:予め選択した作物コードで判定ができる
農薬登録情報では、登録の仕組み上、整合的な作物コード化が困難なため、作物コードが必ずしも体系化されていません。このため旧バージョンでは、「作物」を特定した自動判定が容易にで きない問題点がありました。そこで、判定の度に、個々の利用者が作物コードを、自 分でいろいろ変えて再判定する仕組みを作りました。このため、どのような条件で再判定をし たら良いかが分からず、利用者には不便な面がありました。また、作物コードを自由に選択できなかったため、再判定しても正しい判定ができるとは限りませんでした。

そこで、新バージョンでは、判定に先立ち、予め作物コードを自分で選択して、自分なりの 作物初期設定ができるようにしました。
判定時に、予め判定サーバで設定した「作物名」を指定すれば、予め自分で選択した作物コードを使って、判定 ができます。
新バージョンでは、判定に先立ち、予め作物初期設定をすることを前提としています。

なお、判定時に、作物コードと作物名を両方指定したときは、作物コードが優先されます。
ただし、作物コードを指定した場合には、その作物コードの上位コードしか判定対象にしないため、誤判定が生じる可能性があります。この点、御留意ください。

今後は、農薬ナビ研究グループで、標準的な作物初期設定を行い、利用者全員が共通 に利用できるようにする予定です。


■特徴2:農薬名で判定ができる
農薬登録情報では、農薬登録番号毎に農薬適用条件(使用基準)が決まっています。 つまり、同じ通称名(屋号抜き農薬名)でも、農薬登録番号が違えば、農薬適用条件が異なる可能性があります。このため旧バージョンでは、農薬登録番号を指定して、判定を行う仕様としました。しかし、営農現場では通称名の利用が一般的であり、また、都道府県作成の防除指針・防除基準で通称名の利用での記載が一般的です。

そこで、新バージョンでは、農薬通称名を指定すれな、それに該当する農薬登録番号を全て自動検索(完全一致)し、判定を行うようにしました。農薬登録番号の指定があれば、それによる判定を行います。

ただし、農薬通称名指定の場合、失効農薬については検索対象外とします。これは数が膨大なためです。
なお、判定時に、農薬登録番号と農薬名を両方指定したときは、農薬登録番号が優先されます。

■特徴3:病害虫雑草名で判定ができる
農薬登録情報では、多くの場合、適用できる病害虫雑草が特定されていま す。そこで、旧バージョンでは、適用病害虫雑草の判定を行う場合には、病害虫雑草 コードを指定する必要がありました。

新バージョンでは、病害虫雑草名を指定すれば、それに該当する病害虫雑草コードを自動検索(完全一致)し、判定を行うようにしました。病害虫雑草コードの指定があれば、それによる判定を行います。

判定時に、病害虫雑草コードと病害虫雑草名 の両方の指定が無い時は、適用病害虫雑草情報が表示されます。判定時に、病害虫雑草コードと病害虫雑草名を両方指定したときは、病害虫雑草コード優先されます。

■特徴4:好みの様式・形式で判定結果が表示できる
利用者によって、判定結果を表示したい様式や形式が異なっています。しかし、旧バージョンでは、HTMLファイルとして判定結果を出力していたため、個々の利用者の希望に応じて出力様式・形式を変更するためには、判定サーバシステムの変更が必要になり、多様な様式・形式での表示が困難でした。

そこで、新バージョンでは、判定結果をXMLファイルとして出力する方式を採用しました。このため、詳細表示、要約表示、カラー(信号)表示、モノクロ表示などの異なる様式・形式で判定結果を表示することが容易になりました。

現時点では農薬ナビ判定サーバで、予めニーズが強いと思われる幾つかの様式・形式書式(XSL)ファイルを準備しています。しかし、利用者が、独自に様式・形式書式(XSL)ファイルを準備すれば、独自の様式や形式での表示が可能になります。この応用によって、判定結果を、防除暦の様式・形式で表示することも可能になります。

XML:Extensible Markup Languageの略で、日本では「拡張可能なマーク付け言語」と訳されている。
XSL:Extensible Stylesheet Languageの略で、XMLの表示体裁を決めたり、フォーマット変 換をする言語。
例えば、 http://review.ascii24.com/db/review/soft/web/2003/06/02/643974-000.html参照

■特徴5:誤記のない防除指針・防除基準作成ができる
都道府県やJAで作成しいてる防除指針・防除基準における誤記が大きな問題になっ ている。防除指針・防除基準にはいろいろな様式・形式のものがあるが、内容的には 2種類に大 別できます。
第1は、作物毎の主要な病害虫雑草をリストアップし、それに適用できる農薬の適用 情報(条件)、農薬使用上の注意点を示したものです。
第2は、栽培時期(ステージ)別に、上記の内容を示したもので、これは、栽培時期(ステージ)情報と上記内容が必要になります。
以下では、便宜上、上記第1を「防除基準」、第2を「防除暦」、両者を併せて防除指針という。

「農薬使用上の注意点」や「栽培時期(ステージ)情報」は、農薬登録情報には含まれておらず、利用者が独自に作成する必要があります。
しかし、他の情報は、農薬ナビから取得できる内容です。

そこで、新バージョンでは、「防除指針作成支援」機能を提供しています。具体的に は、防除指針の対象となる作物および農薬を農薬ナビ判定サーバに予め設定することで、常時、防除基準データの元になる最新の農薬適用情報をCSVファイルで取得することができます。この機能は、以下の手順で利用します。

○ 作物初期設定
 (対象とする作物コードを選択します。)  
    ↓
○ 選択作物の確認・変更・削除
 (作物コードを一覧し、追加・解除します。また、選択作物を削除します。)
    ↓
○ 農薬選択
(選択作物に適用できる農薬を検索し、農薬登録情報をダウンロードしたい農薬を選択します。)
    ↓
○ 選択農薬のダウンロード・確認・削除
 (選択した農薬登録情報をダウンロードします。また、農薬を一覧し、解除します。)

一度、作物、農薬を選択しておけば、次回からは、作物を選択するだけで農薬の最新 データが一発でCSVファイルとしてダウンロードできます。
ダウンロードしたファイルを、Excel等の表計算ソフトに取り込み、項目の並びを修正 し、「農薬使用上の注意点」を記入すれば、「防除基準」の作成が簡易になります。
次に、「防除基準」を参考に、農薬使用計画作成支援システムを用いて農薬使用計画 を作成し、判定を行います。適正な結果となった判定結果をベースに「防除暦」を作成することができます。例えば、適正な判定結果を、Excel等の表計算に取り込み、利 用者が項目の並び順などを修正し、「農薬使用上の注意点」を記入することで、「防除暦」を作成することができます。また、利用者が「防除暦」用のXSLファイルを作成 することで、独自の様式・形式の「防除暦」を作成することができます。

■特徴6:携帯電話用iアプリ新登場
□1.農薬JANコード利用した農薬情報の取得と判定iアプリ(農薬ナビJANコード)
農薬容器についているJANコード(バーコード)をカメラ付携帯電で読み取ることにより、農薬ナビ判定サーバに接続して農薬情報を表示することが出来るようになりました。この機能は、インターネット対応カメラ(バーコードリーダー)付き携帯電話の多くの機種で利用できます。この機能の利用で、農薬登録番号の手入力無しで、最新の農薬情報の取得や農薬適正使用簡易判定が容易にできるようにかります。

さらに、この機能をより簡易に利用するため、JANコード読取農薬ナビ専用iアプリが提供されます。これにより、JANコード読取から農薬ナビ判定サーバ接続までの操作がシームレスに行えるようになります。このiアプリは、現時点ではDoCoMo FOMA900i、901iシリーズ、DoCoMo MOVA505、506シリーズ用 が準備されています。

また、判定結果が適正な場合にはその情報を農薬使用履歴として自動記録 し、農薬使用 計画と農薬使用履歴の両方を用いたより高度な農薬適正使用の判定ができる機能も提供予定です。

□2.携帯電話単独での簡易判定・履歴記帳版iアプリ(農薬ナビ誤用防止君)
携帯電話単体で農薬適正使用判定を行い、適正判定の場合には農薬使用履歴として保存できる機能を持つiアプリも提供予定です。農薬使用履歴は、収穫時など随時サーバへ送信することができます。

このiアプリでは簡易な判定のみを行いますが、農薬ナビ判定サー バへの接続が不要のため、迅速な操作ができる(待ち時間がない)、データ通信料金が掛からない、電波の届かない山間部などの圃場でも利用できる、といった利点があります。農薬適正使用判定サーバの「防除指針支援」機能でダウンロードしたファイルから、本iアプリ用の農薬マスタファイルを作成するツールも提供予定です。現時点ではDoCoMo FOMA900i、901iシリーズ用のiアプリが準備されています。


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